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オリジナル麻雀コラムNO.2
人気麻雀ブログを作るには!?
福地誠
(2)出版業界でも同じ
じつは、これは麻雀ブログという狭い世界の話だけではなく、出版業界でも同じです。売れる本をどう作るかといったセミナーでは、マーケティングとかプロモーションとか、頭良さそうな言葉を使いながら、その中身は小手先のことばかり話していて、「面白さ」「魅力」については語られません。ブログだって本だって、中身それ自体の魅力が、売れ行きやアクセス数の相当部分を決めるんじゃないでしょうか。
こんな反論があるかもしれません。
「面白い文章を書けばいいなんて気楽にいえるのは、自分がプロのライターで文章を書くのが得意だからでしょ。そもそも有名人とパンピーは別だと思うし、麻雀がとくに強くもなく、有名人でもない自分に面白い文章を書けなんてアドバイスには、プロの上から目線を感じます」
これはある程度その通りですね。「面白さ」を目指すのは、不特定多数の一般読者を狙う方法で、強気な姿勢です。もっと確実なのは知り合いを増やす道で、だから営業活動が有効なのですね。人は、赤の他人が書いた面白いブログよりも、知り合いが書いた普通のブログを読む傾向がありますから。
それでも、この反論に反論するなら、プロのライターのブログってそんなに面白いの? 有名人のブログってアクセス数が多いの? ってことになりますね。有名人のつまらないブログは山ほどありますし、アクセス数が少ないブログも山ほどあると思います。というよりも、麻雀ブログという小さな世界では、プロとか有名人というのはたいして関係ないですね。
冒頭に名前を出した理想雀士さんが、こんなことを書いてました。
福地先生やさくらこさんのような、おもしろい記事はそうそう書けないし、かといってサンダルさんやいのけんさんのように、ほぼ毎日更新も大変だし。
[週1回ブログを更新する程度の能力 ]勝ち組の麻雀 麻雀日記より
すごく率直な意見です。ほどほどの手間でほどほどのアクセスを得るには、ほどほどの戦略が必要って話なのです。「ほどほど」を目指す方には、これ以上いうことはないですね。でも「ほどほど」以上を目指したい人には、根本の部分の話をしたいわけです。どうすれば「面白さ」や「魅力」が作れるかについて。
ここから先は、麻雀ブログという狭い世界の話を飛び越えて、文章一般の話になっていきます。
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