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オリジナル麻雀コラムNO.1

『「オカルト」もリアルからネットへ デジタル的オカルトの誕生、あるいは表現のすすめ』
とつげき東北

(5)強度なき競技としての麻雀

だいたい、なぜこんなバカげた事態が生ずるのだろうか。彼らとて、まさか会社の職務上の判断に際して、この種の根拠なき、愚かしい主張をしたりする人間ではなかろう。「ウチの営業成績には、50件の壁ができるよう、誰かの陰謀がある」と騒ぐことはしなかろう……たぶん。

ここには、単に「偶然性に対する無理解」と斬って捨てるには忍びない何かがある。麻雀なるもののうちに、少なくともかつて存在し、今でもいくばくか必要とされるある種の神話めいたものへの憧憬が、そこにある。

悪い方の例から先に述べる。

自分が負けるのは、かつては「ナガレ」のせいであった。ゲームの性質上、異常に高い偶然性が存在することを認めず、「必然」に落とし込むには、ある程度制御対象となり得る「ナガレ」が必要とされた。そして、「ナガレ」をもっと上手に操ることによって、自分はアカギや桜井章一氏に少しでも近づくことが可能なのだと信じていたかったのだ。そうした壮大な自己ストーリーをもってしか、毎日の「単調なめくりあい」に耐えられない部分もあったのかと思う。

だが、現在は様相が違う。リーチ率だの和了率だの平均順位だの、「どこかの頭でっかちの合理主義者」が作った憎たらしい各種の指標が幅を利かせ、簡単に言い訳ができなくなってしまった。ではどうするか。システムに問題があると考えるのが手っ取り早い。ネット雀荘に課金している卑しいプレイヤーは、毎度のように優遇されたツモをもらい、課金していない自分は不利になる。成績の良い打ち手とは、汚いことにネットの牌山のクセを熟知し、悪用しているに違いないのだ。しょせん金のかかっていないゲームだからと、いい加減に打つプレイヤーが場を乱さなければ、当然自分はもっともっと勝てるに違いないではないか。そうでなければ、「リアルでは強い」(という印象を持っている)自分が勝てないことを、どう合理的に説明できるというのか――!

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とつげき東北コラム目次
とつげき東北コラム
コラムの表紙
(1)ネット麻雀の到来
(2)旧来のオカルト
(3)デジタル雀士と...
(4)デジタル的オカルト
(5)オカルトのメンタリティ
(6)麻雀に見る夢
(7)強度なき競技としての麻雀
(8)強度ある麻雀の可能性

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